ViのちょっといいはなしPart1 1996/03/05 今回のメールは 「vi ちょっといいはなし」 と題して、vi エディタの使い方について書きます。 知ってる人もいるでしょうが、よければ参考にして下さい。 **置換** <全置換> たとえば、ファイル中の old という文字列をすべて new に変更したい場合、 command mode(よーするにカーソル移動ができる状態)で以下のように 打ち込みましょう。 :%s/old/new/g これでリターンを押せば old がすべて new に変更されます。 (% はファイルの最初から最後まで、s は置換を表します) <部分置換> 「おれは全部じゃなく、一部を置換したいんだ!」 という場合には g のあとに c を入れれば、置換する文字列について 確認しながら置換することが出来ます。 置換する場合は y を、置換したくなければ n またはそのまま リターンを押して下さい。 「わたしは10行目から30行目だけ置換したいんだ!」 という場合は、 :10,30s/old/new/g とすればその区間だけ置換してくれます。 <行数表示> 「行番号なんかわかるか! ボケ!!」 と文句をいう人には、Ctrl+g(Control キーを押しながら g を押す)と いうものがあります。 カーソルが何行目にあるか、という情報などがウィンドウの一番下に 表示されます。 これは less でファイルを見ている場合にも使えるので試してみては いかがでしょうか? 以上、「vi ちょっといいはなし」でした。 またいずれ「vi ちょっといいはなし Part 2」でお会いしましょう。 **余談** わたしは vi は emacs系エディタよりも優れたエディタだと思ってます。 だから、emacs系(Nemacs, Muleなど)は極力使いません。