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JournalInfo

学術雑誌・論文情報

学術雑誌webへのリンクや一言メモ. 今では,自分専用学術雑誌ポータルとなった. このページがないと自分が困る (2012-08-12 追記).

一部雑誌には,インパクトファクター (IFと略記)も併記 (see also インパクトファクターについて).

学術雑誌,技術情報の所在,一言メモ

  • 国内学会の雑誌なら,多くが J-stage から取得できる
  • J-stage では,ユーザ登録せずとも取得できるものが多い(はず). しかし,登録すれば自分がよく利用する雑誌をリストできたり新着情報を取得できる.
  • JOI 情報を使えば,J-Stage の公開ページにダイレクトリンク.http://joi.jlc.jst.go.jp/ を付けるだけ.
  • JOI 情報がようやく DOI に統一されるらしい(2014-12-10). 国際的な競争をしている科学技術分野が多いのに,「日本独自規格」で文献情報データベースを作っても無駄. そんなの誰も使わない. いまさら,だな.もちろん,やらないよりはマシだが,もっと早くDOIに統一すべきだった.

学術雑誌

AMS関連AGU関連は,Journal 数が多いため リンクのセクション にまとめた.

  • JMSJ (気象集誌)(1923 - ongoing)
    • 日本気象学会による英文誌.正式名称は,Journal of the Meteorological Society of Japan
    • 掲載されてる論文は,特に決まった分野というわけではない. 「気象学に関連していれば,なんでもオッケー」というスタンスか.
    • IF (2012): 0.800, IF (2013/2014): 1.318 (checked at 2014-12-02; See Impact Factor Search, JMSJ)
  • SOLA(2005 - ongoing)
    • 日本気象学会による英文レター誌.
    • 1-letter あたり4ページ.ただし,(個人的感想ながら)結構文字数が入る. また,supplemnt を付けることができる(容量制限アリ)
    • IF (2012): 1.337, IF (2013/2014): 1.118 (checked at 2014-12-02; See Impact Factor Search, SOLA)
  • 大気環境学会誌 (1966 - ongoing)
    • 大気環境学会の会誌. 気象学会で言えば「天気」に相当
    • 論文は1号あたり数本.若手特集号などもある.
    • DOIが付与されている.https://doi.org/10.11298/taiki.${vol}.${1st_page} と設定したURIを直接たたけば,J-Stage に飛んでくれる. 2011 なら vol=46, 2015なら vol=50.
    • 年代により誌名が変化.古い文献を探すときには注意. 古い順に 大気汚染研究(1966-1977), 大気汚染学会誌(1978-1994), 大気環境学会誌(1995 - ongoing)
    • 入門講座・解説集のダウンロード販売あり. 1シリーズあたり500円+手数料.全11シリーズ(2019-05-30時点). 「自分の専門ではないが,研究・業務の上で知っておくと良い研究テーマ」を概観できる,良い教材・資料である.
    • 第54巻3号(2019-05-10発行)から,電子ジャーナルに移行. 希望すれば紙媒体でも貰えるが,別料金になるので注意.
  • 全国環境研会誌 (19?? - ongoing)
    • 全国環境研協議会の会誌. 全国の都道府県市(67箇所)の試験研究機関を会員としている. 事務局は数年(2年だっけ?)ごとに交替.
    • Vol. 41 No.1 (2016年) 以後,環境展望台のwebページから取得可能になった. トップから辿るには,『研究・技術 > 地方環境研究所』 という経路.

雑誌名のアルファベット順に並べ替え(2013-08-01).

  • Asia-Pacific Journal of Atmospheric Sciences(2008 - ongoing); Springer Link
    • 発行元: 韓国気象学会(Korean Meteorological Society; KMS), (checked: 2014-12-02).
    • the Journal of the Korean Meteorological Society (JKMS) から移行.2008年より.
    • IF (2015): 1.611 (checked at 2016-08-25); IF (2014): 1.347 (checked 2016-05-24), IF (2013): 0.780 (checked at 2014-12-02),
  • Atmospheric Environment(1967 - ongoing); Elsevier
    • 2012年以後,volume number が1年で複数になった.2012年だけで,vol. 46 から vol. 63 になった. 最新の論文を探していて,えらくボリューム番号の大きな文献を見つけて驚いてしまった(checked: 2013-08-01).
    • 論文リストのページには,タイトルだけでなく Graphic abstract なるものが表示される論文もある. インパクトのある図表を一枚掲載してあれば,見る人が見れば注目しやすい. これは良い方法だと思う.
    • IF (2014): 3.281 (checked at 2015-08-04; see Atmos. Environ. Journal page)
  • Atmospheric Research(1967 - ongoing); Elsevier
    • 雲,降水,エアロソル,放射,天候変化 (weather modification をどう訳すか?) に関する雑誌. 1986年(vol. 20)以後がオンラインアクセス可能 (checked: 2013-08-01).
    • Open Access ジャーナル(?)のようだ.大抵の論文PDFにアクセスできるので.
    • IF (2012): 2.200 (checked at 2013-08-01; see Atmos. Research Journal page)
  • BAMS (1920 - ongoing); AMS web > All publication
    • AMS会員向けの会誌.日本気象学会でいう「天気」に相当.
    • 他のAMS系の学術雑誌に比べ,「広報」的な意味合いで Article が作成されているようだ. ビジュアルが派手だし,ちょっとしたコラム記事などもある.
    • Bulletin of the Americal Meteorological Society の略. ブラウザから読めるDigital BAMSも利用可能(要・会員登録).
    • IF (2012): 6.591, IF (2013/2014): 11.574 (checked at 2014-12-02; See Impact Factor Search, BAMS)
  • Climatic Change (1977 - ongoing); Springer Link
    • volume number の数え方が,一般的(?)な大気科学系の雑誌と異なる. Springer が出版元の場合だとよくある (see also Meteorology and Atmospheric Physics, Climate Dynamics, Theoretical and Applied Climatology). 1年に3つ程度の volume がある. 文献を探すときは,年とページ番号だけでなく,volume number のチェックも忘れずに.
    • Open Access contents なら,Springer のサイトから閲覧可能. 過去の文献は free で入手できる場合が多いようだ(個人的経験.正確には事実確認してない)
    • IF (2014): 3.430 (check 2016-05-24), IF (2011): 3.385 (checked at 2013-03-03)
  • Climate Dynamics (1987 - ongoing); Springer Link
    • 1986年創刊.観測研究・モデル研究問わず.気候システムに関連するネタの雑誌
    • 上記Springer のサイト内,"Read online" ボタンから,過去論文のPDF閲覧可能
    • Volume の数え方に注意.1年で複数(1〜2個程度)の volume がある.同一 volume でも,年をまたぐ事がある.
    • 出版社: Springer(Springer Link のトップページ)
    • IF (2011): 4.602 (checked at 2013-03-03)
  • Geoscientific Model Development (GMD)
    • 地球システムモデルに関する専門雑誌.open access, European Geoscience Union (EGU) によるオンラインジャーナル.
    • モデルの詳細な記述,数値計算上の技術的な問題に関する論文などもある. science だけでなく, technology に関するネタが多めの論文であっても受け入れてくれそうな印象.
    • 個人的な希望だが... 数値モデルの description paper は,この雑誌のような open access 誌に出して欲しいものだ. 研究機関の年報とか報告書からしか入手できない文献は,非常に参照しづらい. 発見できないモノも有る. モデルの詳細が分からないと,データ解析で使う気が失せる.
    • IF (2012): 5.030 (checked at 2014-01-16)
  • International Journal of Climatology (1981 - ongoing); Wiley
    • イギリス気象学会 Royal Meteorological Society の学術雑誌の一つ.「気候学」関連の論文が対象
    • 1981年刊行.ただし,1989 (Vol. 9)以後の名前.1988 (Vol. 8)以前は, Journal of Climatology と呼称
    • 1996年以後は free access 可能らしい(2011-12-06 確認).時間経過に伴い,公開年が更新される可能性はあるのか? これは未確認
    • free access 出来ない期間も,論文1本ずつの単位で online 購入可能(要 registration).単価は論文/雑誌により異なる可能性あり(未確認)
    • Wiley のサイトからPDF取得可能.
    • IF (2011): 2.906 (checked at 2013-03-03)
  • Meteorology and Atmospheric Physics (1948 - ongoing); Springer Link
    • これも Climatic Change と同様,volume の数え方に注意.
    • 少なくとも1990年のvol.44 (モンスーンの特集号らしい)は PDF取得できるのを確認. 数年前(2006年頃?)に入手できなかった過去文献がとれるようになり,非常にありがたい.
    • IF (2011): 0.903 (checked at 2013-03-03)
  • Meteorologische Zeitschrift (1866 - ongoing)
    • オーストリア・ドイツ・スイス三ヶ国合同の気象学会誌.年6回刊行.1年で 1-volume. see also ドイツ気象学会 (Deutsche Meteorologische Gessellschaft; DMG), "Publikationen"
    • 対象とする研究分野は、気象学全般.観測や数値モデル,データ解析など,何でもあり.
    • 本文は英語だが,ドイツ語での abstract (Zusammenfassung) もある.
    • 販売窓口となる出版社は Schweitzerbart science publishers(Germany)
    • 2012年時点で Volume 21 (ドイツ語だと Band 21. ちなみに,英語のissue はドイツ語だと heft になる)
    • 論文PDF (published version) へのアクセス: Journal トップページ左側メニューの All published volumes より,該当 volume & issue にアクセス.
    • Open Access (OA) ならフリーで入手可能.ただし,2012年の volume 全体で見た場合, OA の論文は少なかった(ちゃんと数えてないが,おそらく全体の1/5 以下). 最初のページだけなら,OA でなくても閲覧できる.
    • 論文のBibTeX ファイルも入手できるので,登録には便利.
    • Classic paper series というのがある. 気候学・気象学の歴史を語る上で重要な文献が復刻・英文訳され,電子化されている. 有名どころでは,例えば 気候区分で有名な ケッペン (1884) とか, Vilhelm Bjerknes (1904)による "Das Problem der Wettervorhersage, betrachtet vom Standpunkte der Mechanik der Pphysik" (The problem of weather prediction, considered from the viewpoints of mechanics and physics) など.
    • IF (2011): 1.875 (checked at 2013-03-03)
  • Theoretical and Applied Climatology (1948 - ongoing); Springer Link
    • ドイツ(またはドイツ語圏の複数の国?)の気象学者が運営している,ようだ. 正確な運営母体は未確認だが,歴史ある学術雑誌(1948年設立)の一つ. 少なくとも, ドイツ気象学会 (Deutsche Meteorologische Gessellschaft; DMG) の web からはリンクされてなかった.
    • 対象とする研究分野は、気候学・気象学全般. applied と名乗っているくらいなので,農業気象・森林気象・生物気象なども含まれる.
    • available after 1948. 2013年時点で Volume 111. ただし,これも1年で 1-volume ではないので注意.
    • 論文PDF (published version) へのアクセス: 他の Springer 関連のjournal と同じ.
    • 基本的には,フリーでPDF入手可能.
    • IF (2011): 1.942 (checked at 2013-03-03)
  • Weather and Climate Extremes(2013 - ongoing); Elsevier
    • 2013年に創刊.チェック時点で Vol. 5 (checked: 2015-04-15).
    • 「極端現象」を対象とした研究を対象とする. 観測的研究・モデル研究(含む・将来変化)のどちらでもオッケー. 発刊から間がないので,IFなどの評価指数は不明.
    • IF (20xx): NA (checked at 2015-04-15; Weather and Climate Extremes)

技術報告 (technical report) など

重要論文は,必ずしも学術雑誌だけに掲載されているとは限らない. 大学の紀要や研究機関の年次報告書,技術報告などに掲載されている論文もある.

  • 気象庁の刊行物・レポート
    • 気象庁の刊行物まとめページ.
    • 研究関連だけでなく,一般向けも利用可能. 「気象業務はいま」,リーフレット・パンフレットなどが多数.子供向けもある. 動画(ビデオ)資料もあるので,学校教材としても使えそうだ.
    • 測候時報 (FY2008, vol. 75以後PDF化; Weather service bulletin, CiNiiの測候時報ページで確認), 気象庁研究時報(FY2008, vol. 60以後PDF化; Jouranal of meteorological research, CiNiiの研究時報ページで確認).過去文献で見たいものがあったのだが,過去に遡ってのPDF化は難しいようだ(check 2016-09-12).
  • 気象研究所の刊行物
    • 気象庁・気象研究所の刊行物.いつのまにか,DOI が付与されていた.これでリンク切れになる可能性は減った(check 2018-02-06)
    • 気象研の研究報告(Papers in Meteorology and Geophysics), 技術報告(Techical Reports of the Meteorological Research Institute; Vol. 1 published in 1978, Also available from J-Stage (after vol. 31)),年報(Annual report; after FY2004)が利用可能.
    • 気象庁の数値モデルの開発に関する情報などは必見だろう. ex. 行本ほか 2011, 気象研究所地球システムモデル第1版 (MRI-ESM1) -モデルの記述-; 技術報告第64号.
    • 大気汚染に関連する局地風、特に瀬戸内海での海陸風に関して研究するなら,これも必読. 応用気象研究部 1984, 局地風と大気汚染物質の輸送に関する研究-; 技術報告第11号.
    • 日本付近の低気圧活動に関する統計を知りたいなら,これも必読. 予報研究部 1984, 日本付近の低気圧の統計-; 技術報告第10号. 図表が2ページにまたがる,頻度分布は陰影でなく格子内に数値を書き込んであるなど,図表の読み取りという点では少々難ありだが,天気図から読み取った低気圧経路の信頼できる情報として,極めて重要. 統計期間:Dec1968 - Nov1978, 静止気象衛星ひまわりによる観測が始まる前の時代.
  • CAWCR Technical Reports
    • the Center for Australian Weather and Climate Research (CAWCR) のテクニカルレポートのリスト.
    • CAWCR のテクニカルレポートに記載されてる論文の例: Gordon et al. (2010), CSIRO Mk3.5 気候モデルに関する description paper.

論文検索簡連

 検索サイト

 「検索」について,ひとこと

研究室に配属になってすぐの学生さんが,ゼミなどで論文紹介をする時にやりがちな事として, 「Google のキーワード検索で引っかかった文献を紹介する」 という事が挙げられる.

著作権違反の文献(違法にアップロードされたもの)でない限り, Google 検索で文献を探す行為自体は特に問題ない. 問題は,持ってきた文献が査読を受けていない場合 (大学の紀要ならまだいいが,へたすると個人のブログに掲載されている文章など)である.

もちろん,査読を受けていない文献にも有用なものがあるだろう. しかし,初学者の場合は,見つけた論文が「正しい学術的知見に基づいて書かれたの否か」を 判断できない可能性が高い.

慣れないうちは, 学術論文の文章が読みにくいと感じるだろう. しかし,初学者であればなおの事, きちんとした査読プロセスのある学術雑誌から論文選択するべきである.

当前の事だが,あえて書く. 『Google 先生』は万能ではない. 「ネット上での多数派意見」が正解とは限らない.

リンク

 全般情報

  • DOI system: 論文のDOIを入力するだけで 該当論文にアクセスできる web page を探してくれる.
  • http://dx.doi.org/xxxx/yyyy (最近(chk 2018-02-06)は secure HTTP を使うのが主流 https://doi.org/xxxx/yyyy が多数派に)のような形式でアドレスを与えれば, 該当するwebに飛ばしてくれる.便利.
  • 例えば,自分の論文(Hayasaki and Kawamura, 2012, SOLA)の DOI は doi:10.2151/sola.2012-012 である. この場合,
    https://doi.org/10.2151/sola.2012-012
    と指定すれば,J-Stage の該当ページに行ってくれる.
  • DOI とは,Digital Object Identifier の略. 正確に理解したわけではないが, 電子媒体で提供・配布されるもの全般に付与される,タグ情報の一種... なのだろう. see The DOI system
  • DOI は,その名前の定義から推測されるように,論文だけに付与されるわけではない.電子データにも DOI が付与される場合がある.

  学会誌(海外)

  • アメリカ気象学会(American Meteorological Society; AMS)関連雑誌: AMS Journal Online
    • BAMS: Bulletin of the Americal Meteorological Society の略.after 1970, ブラウザから読めるDigital BAMSも利用可能(要・会員登録).
    • JC: Journal of Climate の略.after 1988
    • MWR: Monthly Weather Review の略.after 1872
    • JAS: Journal of the Atmospheric Sciences の略.after 1944
    • JAM (or JAMC): Journal of Applied Meteorology and Climatology の略.after 1962
      • 雑誌名がたびたび改変されたので注意:
        • 1962-1982: Journal of Applied Meteorology (JAM)
        • 1983-1987: Journal of Climate and Applied Meteorology (JCAM)
        • 1988-2005: Journal of Applied Meteorology (JAM)
        改名の経緯・背景などは,改名後の巻頭言(Editorial)を参照.
    • JAOT: Journal of Atmospheric and Oceanic Technology の略.after 1984
    • JPO: Journal of Physical Oceanography の略.after 1971
    • WF: Weather and Forecasting の略.after 1986
    • HYDROMET: Journal of Hydrometeorology の略.after 2000
  • AGU関連の雑誌: see AGU Publications
    • AGU Digital Library Journals: AGUが提供する論文誌,過去のもの (2012-11-05 時点では最長期間の雑誌(JGR)で 1896 - 1995; 期間は更新されてなかった.checked: 2013-06-04). Online 購読費用は150ドル (checked: 2013-06-05),学生料金も同じ.
    • JGR は1978年からシリーズ別に分割. 1977年以前は,Journal of Geophysical Research (1896-1977) を参照.
    • AGU Journals: AGUが提供する論文誌,近年のvolumeへのアクセス. 基本的にはAGU のメンバーや登録機関のみ (上記 Digital Library の提供期間より後,つまり1996以後)
    • AGU Journal (online) 購読費用のメモ (checked: 2013-06-05).この他にも,研究テーマ別に多種多様なパッケージあり.
      • 年間20本(AGU Mutichoice 20 Article Pack): 65ドル, 年間40本: 120ドル.
      • JGR Atmosphere section: 245ドル(通常会員),130ドル(学生会員).
      • JGR Oceans section: 98ドル(通常会員),55ドル(学生会員).
      • JGR Climate & Dynamics: 81ドル(通常会員),43ドル(学生会員).
      • GRL: 148ドル(通常会員),81ドル(学生会員).
      • Reviews of Gephysics: 41ドル(通常会員),26ドル(学生会員).
      • Personal Choice (PC) Atmospheric Processes: 310ドル(通常会員),310ドル(学生会員).
      • Personal Choice (PC) Global Change: 244ドル(通常会員),244ドル(学生会員).
      • Personal Choice (PC) Oceanography [General]: 163ドル(通常会員),163ドル(学生会員).
      • Personal Choice (PC) Marine Geology and Geophysics: 75ドル(通常会員),75ドル(学生会員).

 出版社(海外)

  • Science
    • 雑誌部分は, 上記ページだと赤色タブ,"SCIENCE JOURANALS" にアクセス
    • 近年(1997 - current issue)過去記事(1880 - 1996)
    • アクセスする場所(例えば大学のネットワーク)により, 閲覧可能か否かが変わる(はず). 大学が Science の電子版にアクセスする権利を購入していれば, 電子ジャーナル版も取得可能なはず

  学会誌(日本国内)

 一般書籍・科学雑誌関連(日本国内)

科学好きな大人たちへ: 昔は科学・理科が大好きな子供だった人も, 大人になると忘れてしまう(接点がなくなる)ことが多いでしょう. そんな人たちは, たまに本屋さんの科学雑誌コーナーでちょっと中身を見てみてはいかが? 気に入ったものだけでも,買ってみましょう.

(お小遣いの都合上)購入が難しい子供たちなら, 学校や公立の図書館を探して,ちょっとでも読んでみてください. 楽しい発見があるかも...

研究者の方へ: 一般向け科学雑誌も面白いですよ. 「科学」に関連した情報が雑多に取り扱われているので, 研究者からみても興味深いネタに遭遇することもあります(特に自分の専門外の情報で). また,子供向けの科学解説が,とてもわかりやすくて(意外と)勉強になったりします. 知人が文章を寄稿していて,思わずニヤリとする事もあります. そんな時には,科学普及への一種の寄付金だと思って,雑誌購入してみてください. 最先端の学術研究も大事ですが,科学の裾野を広げる事も大切ですよ.

雑記

略語・略称表記

  • 一種の「業界用語」だが,雑誌名の省略表記・省略呼称がある. 以下,思いつくままに掲載する. なお,私の個人的経験に基づく情報なので, 必ずしも業界(日本気象学会の構成員)全体で広く普及しているとは限らない
    • JAS (じゃす)
    • JC (じぇいしー)
    • JMSJ (じぇいえむえすじぇい; 年配の人だと『気象集誌』と呼ぶ事も多い)
    • BAMS (ばむす)
    • JAM (じゃむ)

インパクトファクターについて

一部 journal には impact factor (IF と略記)も記述した. 見つけやすい場所に記述されているときだけメモ. IF は,直近2年間の掲載論文の対象年における被引用数を使った, いわゆる「学術雑誌の影響度ランキング」の一種である (See トムソンロイター・インパクトファクター. 対象期間を過去5年に拡張した5-year IF もある. 詳しくは,それら情報の提供元を参照 (例: インパクトファクターの調べ方). 『インパクトファクター 定義』の二語で検索すれば,必ず見つけられる.
(update: 2014-01-17; 1st release: 2013-05-27)

ただ,この指標は単なる目安の一つであり, 数値の大きさだけで雑誌を「有名・無名」に単純に区別すべきでない. また,IF の大きい journal に掲載された論文が, 必ずしも「正しい論文」とは限らない.

IF は journal 全体の被引用数に関する評価であり,個々の論文についての評価ではない. また,肯定的・否定的のどちらの立場で引用されても「被引用回数」にカウントされる.

自戒の意味でもあえて書く.「権威」に振り回されるな. 自分の研究内容に合致する journal に submit し,正当な学術的検討 (専門家による査読) を 経た上で publish される,という事が大事だろう.

とはいえ,いわゆる「有名な雑誌」に論文掲載されたなら,そりゃ嬉しいだろうなぁ...

See also...

  • Impact Factor Search: 雑誌ごとに過去5年くらいのIFを閲覧できる. トップページから雑誌名で検索できる.研究分野ごとの上位ランクなども閲覧できる.

論文管理ツールについて

2013年5月以後,論文管理ツールを(少しずつだが)使い始めた. まだ使い方を理解しきっていないが,単に論文PDFのリストを作ってくれるだけでなく, 付加価値の高いツールにもなっているようだ.

以下,その例:

readcube
あるディレクトリ以下に置いてある論文PDFのライブラリを作成してくれる. 複数ディレクトリを指定可能. ネット上の情報とリンクして,引用文献リストや被引用数の表示, 引用文献をダウンロードするためのリンク, 該当する論文に自分メモを記入,などの機能があるようだ.
Kindle Fire などの Amazon タブレット向けにもアプリがある(chk 2017-01-09). まだ使い込んでないが,普段使いのタブレット(ないし電子書籍リーダ)でも論文が読めるのはよい事だ.
JabRef
BiBTeX データベース管理用のソフト. 何かのきっかけで,偶然見つけた(2014-08-25).最新は v2.10 (2014-03-11 release) Java ベースで作られているので,OS非依存で利用できる. PDFやインターネットアドレスの情報も付加できるため,ワンクリックで該当PDFやWebページを開けるのが良い. また,様々な形式のデータベースと import/export も考慮されているのも good. プラグインで機能拡張も出来るらしい.
使い始めて日が浅いので,長所・短所を十分に把握できていないが, TeX で論文を書く人であれば,利用して損はないと思われる(記載日: 2014-12-02).

更新情報

  • 2019-05-30: 大気環境学会入門講座・解説集のダウンロード販売 へのリンクを追加.
  • 2018-02-06: 更新情報を新設.気象庁技術報告へのリンク切れを修正.
  • 2013~2014年あたり: 研究で必要となりそうな Journal へのリンクを随時追加. 使いながら見つけたリンク切れを修正, IF も気が向いたら情報更新していた.ヒマだったわけではないが,なんとなく.
  • 2012-08-02: この頃には,本ページは自分自身が「無いと困る」とまで書いてる(本ページ冒頭にて)
  • 20xx-xx-xx: 本ページの初公開.期日不明.多分,2009-2010年あたりだと思う.

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