内容説明
気象学関連の補足資料. 分類が困難かつ独立ページを設ける程ではない,雑多な情報置き場として設置.
研究補助資料など
Pentad number 早見表
気象学研究者(の一部)は,1年を5日づつ期間を区切った解析をおこなう事がある. その時,5日づつの期間は pentad number (1 - 73) で表現する. 日常的に使う研究者にとっては,その数値を聞けばすぐに時期を特定できるが, なじみのない人たちにとっては,議論している時期がわかりにくい.
以下に私が自作した pentad number 早見表(TeX, JPEG, PDF)を示す. なお,TeX source は,製作時期がかなり古い(少なくとも 1998-06-25 以前に作成)ため, "documentstyle" を使っている.
上記は非閏年(common year)の場合.閏年(leap year)の場合,2/29 をどのように取り扱うのかは, 明確な統一基準が無いように思われる (過去,私が思いついた時に身近にいた研究者に聞いた限りでは).
解析対象とする現象や 解析期間などによって異なる手順をとると考えられる, 一般的には以下に挙げた手順のいずれかを選択しているだろう:
- 2/29 のデータを使わない
- 2/29 は pentad 12 に押し込める (pentad 12 だけ 6-day になる)
- Day of year (DOY) で単純に pentad 区切り,つまり p12 以後の期間は1日づつずれる (この時,leap year の 31Dec の扱いは? pentad 73 に押し込めるのか,それとも 12/31 を使用しない? 細かいことなので,あまり確認したことない)
どれが『常識』なのか,私も知らない. 他の手順もあるだろうが,私自身が聞いたことあるのは上記まで.
テレコネクションインデックス
年々〜十年規模の大気循環場変動の研究で使用される指標(インデックス)についてのメモ.
冬季モンスーン
- SLP difference between Irkutsk (30791; 52.27N, 104.35E, 498 m) and Nemuro (WMO code: 47420; 43.33N, 145.58E, 39 m)
- 水平距離だと約 3200 km 程度.
- 参考文献: ????
AAO, AO, NAO, PNA
See AAO, AO, NAO, PNA (CPC, NCEP, NOAA)
「気候系の hot spot」補助資料
地図
研究対象領域の地図,標高と水深 (ETOPO2 使用), 早崎による自作版 (作図スクリプト).
- 標高・水深 (2-D): 東アジア中心 (PNG) & (PDF) ; 西部北太平洋中心 (PNG) & (PDF)
- 標高・水深 (3-D perspective): (1) 中東〜南アジア〜東アジア (PNG) & (PDF), (2) 東アジア (PNG) & (PDF) (1, 2 では作図時の色区分が異なるので注意. GMTサンプルスクリプト集の画像へリンク)
他に作成すべき地図(予定)
- 国境線なし版.こっちを先に掲載すべきだったかな?
- 白地図. 研究打ち合わせ時,「お絵書き」用に使えるだろう
- 地形を塗りつぶしでなく等値線. 陸地は 2000 m 以上だけ,とか?
- 海洋の前線帯 (SST月別気候値 using OISST; surface sensible / latent lux from ocean using J-OFURO2)
地図を使いたい方へ:
図中には copyright 付けてますけど,
非商用(個人用途,研究・教育資料など)だったら,私に使用許可を問い合わせる必要ありません.
出典もわざわざ書く必要ないです.
加工も自由です.お好きなように使ってださい.
なお,可能ならば『作図ツールには the Generic Mapping Tools (GMT) を使用した』旨を記載いただけると幸い. もちろん,「気候系のHot Spot」について宣伝していただければ, もっと嬉しいです.
平年値の図表
研究グループメンバーが共有できると便利そうな,「平年値」に関する図表まとめ. データなどの情報源だけ,というのでもオッケー.
集中観測関連の図表
- 黒潮続流域2012年集中観測時の大気状態
- Period: June - July 2012
水蒸気量の計算
- 飽和混合比曲線:
作成プログラム = sat_water_pres.f90
- shell program の中にFortran source code を同梱.パス設定が私の個人使用向けになっているので,もし他者が使う場合は要修正.
- Fortran 内で2つのサブルーチンを call. 一つは Bolton (1980, MWR),もう一方は Robitzsch (1928) による計算式. Bolton の式の subroutine, Robitzsch の式の subroutine
- やっつけ仕事で作ったプログラム(初作成: 2000-01-05)なので, 本来適用してはならない条件での計算も行っている可能性が高い. 私的な記録用に掲載したが,これをそのまま使うべからず(コンテンツ追加時: 2016-01-11).
- 計算式のベースになるのは,Tetens (1930).ただし,原著は入手できず.ドイツ語文献のようだ. Tetens, V.O 1930: Uber einige meteorologische. Begriffe, Zeitschrift fur Geophysik. 6, 297-309. See also Tetens's formula(AMS glossary of meteorology 内)
- 計算パッケージ R には,Tetens (1930) に基く飽和水蒸気圧の関数が存在. SatVaporPressure {EcoHydRology} (Community site for R > Package reference > EcoHydRology 以下)
saturate water mixing ratio |
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こんなこといいな,出来たらいいな (研究アイディアのメモ)
ネット上にさらしても構わないレベルの研究アイディアを書く(予定).
- 面白そうだけど,時間がかかるから出来なかったような事
- 単に興味本位だけど,こんなのを見てみたい
- 自分には出来そうもないけど,やれそうな人にネタ振りしてみたい
更新情報
Date | Changes |
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2016-01-11 | 飽和水蒸気量関連のコンテンツを追加. かなり以前(2000-01-05)に,大雑把に飽和水蒸気量を計算するためにやっつけ仕事で作ったプログラム. 計算式は必ずしも正確でない. |
2015-09-01 | W3C のHTML checker による修正. |
2012-06-24 | hot spot 補助資料の「地図」を作成. |
2012-01-11 | pentad 早見表の更新日. 記憶にないが,おそらくここで「補足資料」ページを作ったと思われる. |
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