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Atmospheric/air quality data portal (hysk)

大気科学データ情報

ここではデータ情報への概要のみ記述. 各データの詳細は,それぞれのリンク先を参照.

See also 気候値アトラス (hysk)(ここに記載したデータを利用した「平年値」の画像集)

客観解析気象データ

  • 詳細は,現業データ再解析データ を参照.
  • 最近(2000年代の途中かな?正確な開始年は不明)は, 将来予測結果(いわゆる温暖化予測モデルの計算結果)も ネット経由で取得可能になっている. 詳細は,将来予測データGCMメモ を参照.

気象観測データ(観測手法別)

観測手法別に,ここでは以下の3種に区分.

 地上観測 (in situ)

 地上観測 (remote sensing)

別立てのページを用意したいが,自分の理解が追いついていないので,十分な情報を提供しきれない. 地上リモセンも極めて重要なデータなので,いつか,そのうち,何とかして情報をまとめたい(2017-03-02).

  • 降水レーダー
    • 私は全くの専門外なので,詳細解説は無理.
    • 日常的に見るのは,気象庁レーダーアメダス解析雨量
    • 国土交通省XRAIN (XバンドMPレーダー雨量情報)
    • 気象庁のレーダー観測データは購入可能. 気象月報CDや高層気象観測CDなどに記録されている(販売元: 気象業務支援センター).
    • (以下,記述したのは2013 or 2014年頃と思われる) XRAIN は試験運用中.観測データが利用可能か否か... 行政機関の防災対策業務や学術研究用途の利用に対しては,無料公開をすべきと思う. しかし,データ公開範囲・利用方法については,今のところ何の情報もない. そもそも,過去データの蓄積は,どのくらいやっているのだろうか? 大幅に間引いた観測値のみ保存している可能性がある... どうかオリジナル(1-min interval)データが保存されていますように!
    • 参考文献1: 深尾 昌一郎, 浜津 享助, 2009: 気象と大気のレーダーリモートセンシング [改訂 第2版], 京都大学出版会, pp.502. (初版は2005年.京都大学出版会へのリンク, 京都大学学術情報リポジトリ紅の掲載情報へのリンク; check 2017-03-02)
  • ウィンドプロファイラー (wind profiler, WINDAS)
    • 降水レーダーと同様,私は全くの専門外なので,詳細解説は無理.
    • 観測に使用する周波数は 1357.5 MHz (Lバンド),
    • 観測地点分布は,気象: 直接観測データ # 高層大気観測地点分布を参照. 直接観測じゃないので,情報の置き場所は要再考.
    • 気象観測月報CDに記録されている.時間間隔: 10分,通常は鉛直方向の高度間隔300m (100, 200, 600m間隔の場合もある,らしい. 月報CD内のWINDAS解説ドキュメント参照),最大観測高度: 約5 km (乾燥大気は有効データになりにくい), 春・秋の夜間,渡り鳥エコーによる欠測が増える
    • 参考文献1: 小林 隆久(編), 2004: ウィンドプロファイラー -電波で探る大気の流れ-, 気象研究ノート第205号,日本気象学会,pp.202.

 衛星リモートセンシング

  • 衛星データ情報: 自分が使う(使いたい)データのメモ
  • 静止気象衛星情報: 衛星データ情報から静止気象衛星関連だけを分離.
  • (余談) 国際宇宙ステーション(ISS)
    • ISSには気象観測用のセンサーをもっとつけてほしい. 宇宙での有人気象官署として使ってほしいな.勿体ないよ,あれは!
    • ... と以前に書いていたが,それが現実になるようだ. 例1. ISS-RapidScat: 海上風観測センサの搭載予定(QuikSCAT の後継,2014年6月以後), 例2. ISS/きぼう搭載用 中型地球観測ミッションのアイデア募集のお知らせ(EORC/JAXA; 2013年11月) (checked: 2014-01-23)
    • JAXA募集のミッションに対して,(無責任な)個人的希望としては... A-Train で運用してるセンサを複数 (MODIS, AIRS, AMSR2, CALIOP, CPR) に加えて 二周波降水レーダ DPR を併用搭載して欲しい. 「1機」と書いてあるし,日本製のセンサじゃないものもあるから, 複数はダメかな... 設置場所・使用可能電力量の制約が厳しそうだし.
      どうしても一つだけに決める必要あるならば... やっぱ DPR (できれば +GMI)に一票. 降水レーダがGPM以外にもあれば,降水量の推定精度向上に使えるデータが増える. GPM とは異なる時刻での観測が増えれば,降水の日サイクル変動の動態解明にもつながる. 運用終了後にセンサのキャリブレーションまでISS内で出来れば最高.
    • ライブカメラ映像などを公開. 昼間だと,ISS から眺めた世界の雲を眺めることが出来る. 「雲好き」にはたまらない映像.

気象観測データ(要素別)

要素別の分類.適宜追加予定.

 気温

See also 気象: 直接観測(in situ)データ

  • CRUTEM
    • Observed surface air temperature (Hadley Centre, UK Met Office)
    • 最新版は CRUTEM4 (v4.3.0.0, checked: 2014-10-14). See Jones et al. (2012, JGR)
    • IPCC報告書などにも使われる有名データの一つ. 日本国内の大気科学研究関係者には,「Jones の地上気温データ」と言えば通じる(はず). 複数のバージョンがある(陸上のみ,variance adjusted など)ので, 目的に応じて必要データを選択.
    • period: 1850 - current (2ヶ月程度は遅れる), resolution: 5 x 5 degree, temporal int.: monthly
    • 海面水温と結合したデータセット HadCRUT も提供されている.

 降水量

詳しくは 降水データ情報 参照

 湿度・水蒸気量

See also 気象: 直接観測(in situ)データ

 

See also 気象: 直接観測(in situ)データ

海洋における大気の風(風向風速,風応力)の場合は,大気科学データ情報 > 陸域・海洋データ # 海上風やその近辺を参照.

 気圧 (Psfc, SLP)

  • HadSLP2
    • Hadley Centre Sea Level Pressure dataset (HadSLP2)
    • 地上及び海上で観測された気圧から,海面更正気圧(SLP)の月平均グリッドデータを作成.
    • period: 1850 - 2004, resolution: 5 x 5 degree, temporal int.: monthly
    • 登録しなくてもデータ取得可能だが,登録した方がデータに関する情報を受け取れる.
  • ISPDv2
    • International Surface Pressure Databank (ISPDv2)
    • 過去の地上観測で得た気圧の集大成(のひとつ).気象官署毎の気圧.
    • period: 1768 - 2010, temporal int.: snap-shot (?)
  • NOAA-CIRES 20C Reanal. ver.2
    • 地上観測データだけを同化した再解析データの一つ. アンサンブル平均やスプレッドもある. SLPだけでなく,他の気象要素も利用可能.(全容量 13 TB 以上; 要素ごとにファイルが別)
    • period: 1871 - 2010, resolution: 2 x 2 degree (T62)
    • 要ユーザ登録.

 SST

陸域・海洋データ情報を参照. See also Marine/Ocean Data(NOAA NCDC webサイト, Data Access より)

 snow cover/sea ice

陸域・海洋データ情報積雪被覆・積雪深を参照.

気象観測データ(地域・研究対象別)

 インドモンスーン Indian monsoon

  • Indian Monsoon Data
    • COLA が運営.インドモンスーン関連のデータセットの集積地
    • 予報,過去資料など.

 北極振動・北大西洋振動 Arctic Oscillation, North Atlantic Oscillation

大気汚染物質データ

 地上観測 (in situ)

 地上観測 (remote sensing)

 衛星リモートセンシング

陸域・海洋データ

標高,土地利用・土地被覆,海洋水深,海流位置,などなど. 大気科学においては,気象要素だけでなく,大気を取り巻く環境についても 調べる必要がある.

詳しくは陸域・海洋データ情報を参照. 情報をまとめ始めたところなので(2012-01-22),あまりコアな話題はない.

各種インデックス (気候研究でよく利用されるもの)

補助データ (気候・大気汚染関連研究でよく利用されるもの)

研究に直結するデータではないが,何かの時に使える(かもしれない)データ.

行政区分IDなど

観測地点分布

観測地点分布を示した地図へのショートカット. 様々なページに多様な形式で置いてあるので,表示スタイルが必ずしも統一されていない.

Map of meteorological observatories.
sonde, WINDAS LIDAR
upper air sounding and WINDAS sites in Japan
upper_air_obs_pos_with_WINDAS.pdf
気象: 直接観測 (in situ) データ #高層大気観測
upper air sounding and WINDAS sites in Japan
NIES_lidar_obs_pos.pdf
大気質データ情報 #ライダー

以下は私的なメモ. 作成者以外には無用な情報.

  • ゾンデ・WINDAS観測地点マップ(GMT; 2016-07-06): ~/JMA_data/map/upper_air_obs_pos_with_WINDAS.gmt
  • LIDAR観測地点マップ(GMT; 2016-07-06): ~/air_pollution/LIDAR/NIES_lidar_obs_pos.gmt

リンク

  • CISL Resarch Data Archive: NCAR Data Support Section が管理. 大気科学研究に関するデータ集積地の一つ. 要登録だが,登録するだけの価値はある.
  • Climate Data Archive, JISAO, Washington Univ.: 気候学研究に関わるデータの集積地.情報をみるだけでも参考になる.非常に重要. ここになくても,Useful Data Sites に挙げてある他のサイトには存在するかもしれない.要チェック. なお,このページ上のデータは新規のweb the Center for Science in the Earth System (CSES) に移行途中らしい(checked: 2014-01-09).

更新履歴

Date Changes
2017-03-02 地上リモセンに追記・修正.
2016-07-06 観測地点分布を追加. 様々な観測要素・観測ネットワークごとに分布図を作ったため, 情報が散逸していた. 日本国内のゾンデ観測地点分布を見たくなった時に, 自分自身がすぐに見つけられなかったので,この節を追加した.
2016-04-26 更新履歴を追加. 今更だが,いつ何を記録したのかというメモもそれなりに重要だと言うことが分かってきたので.
2009-XX-XX 独立したページとして作った正確な時期は不明. 多分,2009年頃には作ってあったはず(FreeStyle Wiki を試し始めた頃).
2000-03-10 old_contents/datalist/ 内にあったファイルの最古の更新日. それ以前は,テキストファイルにメモして,大学のWSの共有スペースに置いてあった程度の内容... だと思う.