気候学・気象学関連情報(主に研究者対象)
気候学・気象学に関する個人的メモ. 大学の学部生・院生や研究者など, この業界に多少なりとも足を踏み入れている人たちにとって 「使える(かもしれない)」情報を掲載しています.
研究関連資料
大気科学関連データ情報
詳細は大気科学データ情報を参照.
代表的なデータは以下からもアクセス可能.
大気汚染物質関連データは,
データ・資料 > 大気汚染物質(地上)
だけでなく大気汚染関連情報 > 国内データ
大気汚染関連情報 > 国外データ
以下も参照.
- 長期再解析データ情報
(ERA40, NCEP/NCAR, NCEP-2,
NCEP CFSR & CFSR2,
ERA-Interim, ERA-20C,
JRA25/JCDAS,
JRA55, etc.)
- See also 気候値の定義 (hysk): 気候値(平年値)の定義・作成手順メモ
- See also 気候値アトラス (hysk): Under const. 自分がよく使う各種の気象要素(大気汚染物質も含む)の気候値を図化して公開予定.
- 現業解析データ(格子点値)情報 (NCEP FNL or GDAS1メモ, 気象庁 (JMA) GPVメモ)
- 直接観測(地上・高層)データ:
- 自分がよく使うもの = 高層ゾンデ・WINDASの観測地点分布(May2015版). 観測局名,WMO局コード,緯度経度などをさっと見たいときに使う.
- 旧版・高層ラジオゾンデ・WINDAS観測地点と比較. 仙台・那覇のゾンデ観測終了.ウィンドプロファイラが仙台と会津若松に設置.
- 陸域・海洋データ: 地形(陸上・海底),SST, 顕熱・潜熱フラックス from ocean sfc., etc.
- 衛星データの所在: 静止気象衛星,様々な地球観測衛星で観測したデータ
- 気象庁観測データ関連 (準備中; 自作の読み出しプログラムなど)
- 気象通報式 (気象庁web ホーム > 気象庁について > 刊行物・レポート > 気象通報式)
- 地球環境関連データポータルサイト情報
- 世界の天気図: 日本周辺,北米(カナダ・アメリカ),西ヨーロッパなどの天気図
- 世界の最新気象・気候情報ポータル: 最新情報が閲覧可能なweb情報まとめ
- データ・資料 > 大気汚染物質(地上): 大気汚染常時監視データ,ライダー観測,PM2.5成分分析などの情報.
学術誌・論文情報
- 学術誌・雑誌・出版社などに関する雑多なメモとリンク先
- 個人的所持論文リスト (BiBTeX からの変換エラーにより公開停止; 2011-06-22)
研究・解析の「道具」
データ形式の情報,読み書きサンプル
- GRIB: GRIB & GRIB2, wgrib & wgrib2 の概要. wgribの使用例; wgrib2の使用例;
- NetCDF: NetCDF 形式データの読み書き, セットアップ方法
- HDF: HDF 形式データの読み書き
(HDF4系列,HDF5系列),
HDF4セットアップ方法;
HDF5セットアップ方法
- HDF_EOS_sample.tgz: MODIS L2 読み出しサンプル(MOD04-L2; aerosol product)
プログラミング
- Fortran90 個人メモ: F90/F95 個人的記入ルール, F90 文法・書式・使用方法,なども参照.
- シェルスクリプト関連: ちょっと便利なコマンド, シェルスクリプトの雛型,なども参照.
作図
- GMTセットアップ, GMTサンプルスクリプト集(テキスト版), GMTサンプルスクリプト集(サムネイル版)(1st release: 2015-08-30),
- GrADS セットアップ, GrADS メモ
- KML メモ: Google Earth 利用; ネットワークツール (hysk)以下.
データ解析・解釈のための知識(手法・理論・定義など)
- 数値フィルタ (主に時間軸に関するフィルタリング)
- 統計解析 (主成分分析,統計的検定, etc.)
- 大気物理学的な考え方
- 基礎方程式とそれらから導かれる微分方程式・バランス方程式などを使用
- 考える対象により,アプローチの方法は様々.もう少し自分なりに考えをまとめてから公開する
- ラジオゾンデ・対流圏界面メモ (hysk)
数値モデル: Numerical models (GCM, regional model)
-
GCM メモ: 大気海洋結合モデル,地球システムモデルなどの全球モデルに関する私的メモ.
See also 将来予測データ, 再解析データ, 現業データ - 領域気象モデル WRF 関連: WRFセットアップ
- 化学反応輸送モデル(モジュール)関連: 大気質 > CTM メモ (hysk)
研究対象とする大気現象
研究者によって多少定義は違うかもしれませんが, ここでは変動の時間スケールで分けて考えてみます.
- 気候学的研究
- 年々〜十年規模変動に関する研究
- 気象学的研究
- 数日〜1ヶ月規模 (事例解析)の, いわゆる「極端現象」と呼べる現象に関する研究
なお,高・低気圧のように,現象それ自体は数日〜1週間規模であっても, 例えばそれらの月平均・季節平均場や季節進行に関する 十年規模変動などを考える場合には, (私の場合は)「気候学的研究」に分類します.
低気圧活動・寒気吹き出し
気候学的研究
総観規模擾乱の一部情報は高低気圧・前線活動参照. 寒気の吹き出し (cold surge, cold air outbreak) については, 情報まとめ中(2011-08-16 初版,2013-06-8 追記).
- 高低気圧・前線活動 (含:ストームトラック活動 (storm track activity))
- 寒気の吹き出し(cold-air outbreak, cold surge)
気象学的研究
総観規模擾乱の一部情報は高低気圧・前線活動参照.
- 「お気に入り」低気圧 (hysk): 記録・記憶に残る低気圧の私的リスト.主に日本付近. ターゲットは,春一番や黄砂をもたらした低気圧,急発達したもの,など
北極海海氷,ユーラシア積雪関連の研究メモ
別ページ: 北極海海氷・ユーラシア積雪関連の研究メモ (hysk)に記載.
個人的な思惑としては,前述の高低気圧活動や寒気吹き出し活動などとリンクさせ, 極・高緯度雪氷圏と中緯度の大気変動との関連,その長期変動傾向などの研究も(細々とでもいいから)やっていきたい. さらには,それらと大気質(大気汚染)とまでもリンクさせて... 先は長い.
建設予定資料
以下は建設途中 and/or 予定資料
- 大規模な黄砂 (Asian dust) 現象と低気圧・前線
- 爆弾低気圧・低気圧の急発達 (meteorological bomb; explosive cyclone)
- ブロッキング高気圧 (blocking anticyclone, blocking high)
教育資料・基礎情報
専門用語・略語
- 研究機関・組織名の略語リスト: 学会などの略称も含む
- 気候学・気象学瀕出略語リスト: コンピュータ用語も含む
補助資料
- 気候・気象関連 > 補助資料以下,Pentad 早見表
- 大気科学で使うインデックス (旧コンテンツから移設準備中; 2012-01-23):
各種のテレコネクション,ある特定地域の気候を簡易に表現するための指標など.
SOI, NAO index, AOI, Monsoon index, ...
全てを網羅するのは不可能.というか,網羅する意味は乏しい.
- See also 大気科学データ情報 > 各種インデックス
- 研究分野には多種多様なインデックスが溢れている. 大気科学分野での研究の中には,その研究目的がどこにあるのかさっぱり理解できない例も. インデックスは,自然の本質(ここでは大気循環場の変動メカニズム・プロセスの意)を 明らかにするための「道具」に過ぎない. 私見だが,インデックスを作る事は,研究の最終目的となりえないだろう. 自戒の意味を込めて書いておく.
- 「気候系の hot spot」補助資料(study area として使う地図,各種平年値の図など)
- 「気象データのしおり(2015年版) = http://www.jmbsc.or.jp/hp/jmbsc/2015HP.pdf
(配布元: 気象業務支援センター)
- 気象関連データをまとめた小冊子.2015年版は43ページ.短くまとめられているので,手元においておくと良い.
- 二十四節気や日の出日の入り時刻, 様々な月別平年値(日最高・最低気温,降水量,真夏日・冬日日数,熱帯夜日数,霧・霜日数, etc.)や 極値(min/max T, rainfall, snow depth, etc.),台風発生数など.
- 警報・注意報の基準,風の強さや吹き方,雨の強さと降り方,さらには地震関連の情報も.
更新履歴
Date | Changes |
---|---|
2016-05-12 | 高層ゾンデ・WINDASの観測地点分布(May2015版)への リンクを追加. 「測定局分布情報」に関連して思いついたのが,KML関連へのリンク. See also ネットワーク関連 > KML メモ. |
2016-01-19 | 「お気に入り」低気圧 (hysk) へのリンクを追加. リンク張られていたのが高低気圧・前線活動のみだったので, 自分でも長いこと忘れていた. 昨日から今日にかけての爆弾低気圧で思い出した. |
2015-11-03 | 対流圏界面メモ (hysk) へのリンクを追加. |
2015-10-20 | 北極海海氷・ユーラシア積雪関連研究メモ (hysk) へのリンクを追加. ただし,時間が無いので作りたいコンテンツの一部だけしかない. まだまだ建設途中で公開出来るレベルにはほど遠いが,リンクを張っておかないとページの存在そのものを忘れるので. |
2015-10-13 | 気候値の定義 (hysk),
気候値アトラス (hysk) へのリンクを追加.
ただし,両ページ共に建設途中.
他のページからほとんど参照されていなかったため,
上記ページの存在をほぼ忘れていた.
再び忘れぬよう,完成度が低いのを承知の上でリンクを張った.
今更だが,「更新履歴」項目を追加. 更新日付けの情報は,自分が記述時点で何に興味を持っていたかがわかる. 閲覧者にとって意味を持たないが,自分にはそれなりに有益. 過去の情報が残ってないけど,今後随時追加する予定. |
2012-01-20 | 大部分のコンテンツについて, .html から .php へ移行完了. |
2011-06-22 | 富山大在職時. 当時の公開サーバ上で FreeStyle Wiki が正常稼働しなかったため,XHTML + CSS のスタイルに移行. |
2009-08-27 | FreeStyle Wiki 版ページへの情報移設後,テスト公開開始. |
1997-XX-XX | 現在 old_contents として残してあるファイル群の記述開始,多分この頃. 正確な記録は確認不可能だが,最初に作り始めたのは1997年(ないしそれ以前?)だと思われる. old_contents 以下で最古の自作ファイルの最終更新日(pentad.ps, pentad.jpg)が,1998-06-25 であったことより推定. ただし,当時は大学内部の利用のみに限定していたはず. 記載日: 2015-10-13 |